安全な暖房器具を探している人
「冬キャンプで使える暖房器具を探しています。でも、テントの中では一酸化炭素中毒が怖いです…。なので、安心して使える暖房器具を教えてください!」
こういった疑問にお答えします。
✔この記事でわかること。
- 安全で暖かい暖房器具がわかる
- 電源サイトの注意点がわかる
- 電源サイトを利用しない安全な過ごし方がわかる
今回は『安全に使える暖房器具』を紹介します。
ときどきキャンプ場で一酸化炭素中毒による事故が報道されます。
最悪の場合は死にいたる危険性もあり、とても怖い事故です。
そのため、
ぜったいに一酸化炭素中毒にはなりたくない!
そう考える人も多いはず。
そのため今回は、
一酸化炭素中毒の心配をしなくてもよい「安全な暖房器具」をご紹介。
この記事を読めば、安心して冬キャンプを過ごすことができますよ。
ちなみに、
私は一酸化炭素中毒になりました。
私の油断が招いた冬キャンプ最大の失敗です。
だからこそ、私のような経験をしないように、くわしく解説していきますね。
※当時の事故はこちらの記事を参考にして下さい↓
✔この記事を書いた人
冬キャンプで使える安全な暖房器具5選
安全に暖かく冬キャンプを過ごしたいなら、電気暖房が一番です。
電気暖房は、石油ストーブと違い酸素を取り込んで燃焼させないので「一酸化炭素」が発生しません。
そのため基本的には、
「電源サイト」を利用し電気暖房を使用する
これが最も安全な方法です。
そこで今回は、電源サイトで使用できる「電気暖房」を紹介します。
その①:ホットカーペット
まず、最初に紹介するのはホットカーペットです。
ホットカーペットを使用すると安全に暖かくすごせます。
特に、ホットカーペットは地面からの冷気を遮断してくれます。
冬の冷気は本当に強烈で、対策が不十分だと寒くて眠ることができないのです。
また、ホットカーペットはそれ自体が熱を発しているので、冷気を遮断するだけでなく、体を温めることができます。
そのため、安心して冬キャンプを過ごしたいなら「必須のアイテム」ですよ。
おすすめはこちらの商品。↓
もちろん、家で使っているホットカーペットがあればそれでも大丈夫です。
ただし、ホットカーペットを使うときには大切なことがあります。
それは敷く順番です。
- 地面
- ブルーシート
- テントグランドシート(テント)
- 銀マット(銀側が上向き)
- ホットカーペット
- ブランケットorラグ
基本的にはこの順番で敷いていきます。
詳しくは「【冬キャンプ初心者必見】ホットカーペットの上手な使い方+注意点」を参考にして下さい。
ホットカーペットの「注意点」と「効果的」な使い方をまとめています。
その②:電気毛布
続いては、電気毛布です。
電気毛布は『最強の暖房器具』です。
ブランケットとしても使えますし、寒い時には寝袋に入れて使えます。
そして、
ちょっと寒いな…。
と感じたらすぐに羽織ることもできます。
価格も手ごろなので1枚あると本当に重宝しますよ。
おすすめはSugiyamaの電気毛布です。
キャンパーに大人気のアイテムで、その理由は「手頃な価格」と「耐久性」です。
私も4年以上使っていますが、まだまだ現役で活躍していますよ。
また、電気毛布は消費電力が少ないので、ポータブル電源を使うと「電源サイト以外」でも使用することができます。
つまり、
自分の好きな場所で冬キャンプができるのです。
詳しくは「【電気毛布が最強】冬キャンプで本当に使える暖房は電気カーペットじゃない理由」を参考にして下さい。
「電気毛布」と「電気カーペット」のメリットとデメリットを解説しています。
その③:電気ストーブ
こちらは電気ストーブです。
電気ストーブは、テント全体を暖める火力はありませんが、手や足などの末端を暖めることに向いた補助暖房です。
そのため、
ちょっと肌寒い
と感じるときにちょうどいい暖房器具です。
転倒時電源OFFシステムもついているので、火災の心配もありません。
また、最近では「おしゃれな電気ストーブ」がたくさんあります。
特に、
「女性におすすめ」なのがこちらの電気ストーブです。↓
▶【結論:安全第一】冬キャンプにおすすめの電気ストーブ6選+注意点
その④:セラミックヒーター
こちらはセラミックヒーターです。
セラミックヒーターはスイッチを入れたら、すぐに暖かい風が出てきます。
このスピードの速さは、セラミックヒーターの魅力のひとつですね。
おすすめは山善のセラミックヒーターです。
こちらのセラミックヒーターは「色の種類」も豊富で、自分好みの色を選べます。
また風の向きも上下で動かせますよ。
ただし、セラミックヒーターを使う場合には、電源サイトの上限W数に注意が必要です。
上限W数に関しては、記事の後半で解説しますのでもう少々お待ちください。
その⑤:湯たんぽ
最後に紹介するのは「湯たんぽ」です。
「湯たんぽ」は電気暖房ではないですが「安全」で「経済的」な暖房器具なので紹介します。
特におすすめは「マルカの湯たんぽ」ですね。
沸騰したお湯を本体に注げばいいだけなので、とてもかんたんで経済的です。
そのため、
「手軽」で「安全」な暖房器具がほしい…。
と感じる方にはぴったりの商品です。
じつは、
私も一番重宝しているのがこの湯たんぽ。
「でも、取り扱いがめんどくさそう…」
こう感じて、長年「湯たんぽ」を使わなかった自分に後悔しています。
「もっと早くから使っておけばよかった…」
こう感じた理由は「【湯たんぽ最強伝説】冬キャンプでの効果的な使い方と注意点」で解説しています。
皆さんにも、早くこの手軽さに気付いてほしい(笑)
電源サイトの注意点
電気暖房を使用するためには「電源サイト」を使う必要があります。
そして、電源サイトを利用する上でよくある質問がこちらです。
一度にたくさんの電化製品は使えるの?
結論:使えません
そうなんです。
じつは、電源サイトは上限W数が決められているので、一度にたくさんの暖房器具は使えないのです。
基本的に、
電源サイトの上限W数は1,000W~2,000Wとなっています。
仮に、上限W数を超えて電気を使用した場合には、電源サイトのブレーカーが落ちてしまいます。
しかも、電源サイトの電源は、お隣の区画サイトと同じ電源を使っている場合もあるので「自分たちだけでなく、お隣のブレーカーも落してしまった…」といった失敗もよく聞きます。
そのため、上限W数は必ず意識して暖房器具を使いましょう。
また、キャンプ場によってはA(アンペア)表記なので、こちらを参考にして下さい。↓
W(ワット) | A(アンペア) |
---|---|
1000W | 10A |
2000W | 20A |
3000W | 30A |
さらには、こちらで電化製品ごとの平均的な使用電力をまとめています。
暖房器具 | W数 | A数 |
---|---|---|
電気カーペット(3畳) | 800W | 8A |
電気毛布 | 40W | 0.4A |
電気ストーブ | 1000W | 10A |
セラミックヒーター | 800W | 8A |
また、
電源サイトには何を持っていけばいいの?
この疑問には「【電源サイトの必需品】冬キャンプで必要な持ち物7選【初心者必須】」でお答えしています。
「初めて電源サイトを利用する方」は参考にしてみて下さい。
「電源サイトが無い」キャンプ場の場合
「電源サイトが無い」キャンプ場の場合はどうしたらいいですか?
そういった場合は『ポータブル電源』を使いましょう。
ポータブル電源は、電源サイトよりも使用できるW数は少ないですが、それでも「電気毛布」なら使うことができます。
でも、ポータブル電源は高いでしょ?
そうですね。
冬キャンプで使用できるようなポータブル電源は、最低でも5万円以上はしますね。
ですが、こういった方は「ポータブル電源」を検討してもよいと考えています。
くわしくは「【機械音痴さん必見】おすすめのポータブル電源5選【冬キャンプ】」をご確認ください。
機械が苦手な人でも、わかりやすいように解説しています。↓
もしくは、石油ストーブも
う~ん。ポータブル電源を購入するなら、怖いけど「石油ストーブ」を検討しようかな…。
このように感じる人は「【祝:電源なし】冬キャンプを快適に過ごす冬用装備【結論:無敵です】」を参考にして下さい。
確かに、一酸化炭素中毒は怖いですが「一酸化炭素チェッカー」など必要な装備を揃えると、危険度は下がりますよ。(詳しくはこちら)
やはり、
冬を快適に過ごすために「どのような選択肢があるのか?」
といったように対策を知ることにリスクは何もありませんので、「安全」と「快適」のバランスを取って「自分に合った選択肢」を選ぶことも大切ですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本日は、冬キャンプで使える『安全な暖房器具』を紹介しました。
基本的には
「電源サイト」で「電気暖房」を使うことが、もっとも安全な選択です。
やはり、電源サイトのメリットはそれほど大きいのです。
しかし、注意点もあります。
それが電源サイトの「上限W数」でしたね。
基本的には、1,000W~2,000Wが上限W数です。
したがって、
電源サイトの「上限W数」と暖房器具の「使用電力」を意識しながら使用すること
これが電源サイトの注意点です。
それでは、楽しい冬キャンプを。
P.S.冬キャンプが初めての方へ
冬キャンプの全てを網羅した「完全ガイド」を作成しました。
冬キャンプ初心者の方はまずは「【冬キャンプ入門】寒さ対策のまとめページ【結論:初心者必須です】」を参考にして下さい。
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