- 家族用に『サーカスtc big』を買おうか迷っている。
- とりあえず所有者の感想が知りたいな。
- あとサイズ感や設営時間、デメリットなど具体的なことが知りたい。
こういった疑問にお答えします。
✔この記事を書いた人
今回は大人気ファミリーテント『サーカスtc big』の解説をします。
特に、
サーカスtc bigを買おうか本当に迷っている。
こんな人におすすめの内容です。
ちなみに、
この記事を書いている私は『サーカスtc big』を2年間で合計40泊以上使用してきました。
だからこそ分かる『本音のレビュー』をお届けします。
また、今回は私自身のレビューだけでなく『22件のユーザーレビュー』も参考にしました。
そのため、より『リアルに近い評価』になっていますよ。(以下が情報ソースです)
それでは、紹介していきます。
今回はレビューをするにあたり一つポイントがあります。
それは私個人のレビューだけでなく、Amazonレビュー、及び複数のブログレビューを参照して総合評価していくということです。
理由は『個人の意見だけでは商品の価値を正しく判断することができない』と感じているからです。そのため多数の評価を参照しながら総合的に商品の評価を判断していきます。
またそれに伴って評価すべきポイントも明確にします。
評価項目は5項目。それを5段階評価で採点していきます。
下に各項目の定義を記載します。(作り始めた段階なので徐々に変更します)
- 価格⇒『同一カテゴリー商品』での価格比較とします
- デザイン⇒Amazon、及び複数ブログから『デザイン』に触れている部分をピックアップし総合的な評価を出します。
- 機能性⇒Amazon、及び複数ブログから『機能性』に触れている部分をピックアップし総合的な評価を出します。
- 希少性⇒現時点での購入の可否(入手難度)、およびメルカリ等の中古価格(定価越えなど)から総合的な判断をします。
- 人気度⇒Amazonレビューの評価に準じます。
【合計40泊以上】サーカスtc bigレビュー【冬キャンプOK】
まずは、5つの項目における総合評価から。
- 価格
- デザイン
- 機能性
- 希少性
- 人気度
基本的には『価格』と『機能性』において最高評価を付けています。
つまり、
『コスパ最強』のテントである
ということです。
いや、いきなりコスパ最強と言われても…。本当なの?
そうですよね。
それでは、
どこが『コスパ最強』なのか?
その最大の要因である『価格』と『機能性』を詳しく説明していきます。
■コスパ最強の理由①『価格』
1つ目の理由は『価格』です。
価格は49,800円+税となっています。
えっ!?安っ!!
この反応は私が価格を見たときの感想です。
ファミリーテントは平均でも7~8万円はしますので、5万円台はかなり安いです。
それをこの価格で提供できるのは、さすがテンマクさんです。
合計22件の使用者レビューの中でも『価格への満足度』を記載している方が、もっとも多かったです。(合計10件)
私の場合も、最終的に購入した理由は『価格』でした。
なぜなら、
他にも必要な装備があったので、できるだけ価格が安いテントを探していたからです。
そんな時に見つけたのがこのテント。
色々悩みましたが、最終的には『価格』が決め手でした。
■コスパ最強の理由②『機能性』
2つ目の理由は『機能性』です。
サーカスtc bigは価格だけではないのです。
『機能性』でも優れています。
もちろん、メリットもあればデメリットもありますので、
今回はそれを『自身の経験』と『合計22件のユーザーレビュー』を含めて説明します。
■サーカスtc bigのメリット
メリット①:設営がかんたん
設営はワンポールテントなので本当にかんたんです。
慣れれば、一人で15分
そのため、贅沢ですがソロキャンプでも使っていました。
こんなに大きいテントでも設営がたったの15分なので、その後ゆっくり過ごせるんです。
メリット②:ベンチレーターが便利
ベンチレーターとは、テント内の空気の循環ができる網戸のような部分です。
特に夏場はテント内に熱がこもってしまうので、このベンチレーターが役に立ちます。
また、冬場はテントの中で石油ストーブなどの暖房を使用すると一酸化炭素中毒の危険があります。
そのため、ベンチレーションで適度な換気をする必要があるのです。
ちなみに、
私は一酸化炭素中毒になりました。
一酸化炭素は、無味無臭なので人間は症状がでるまで気づくことができません。
しかも、命の危険もある恐ろしい症状なのです。
そのため、きちんとした知識と対策が必要になります。
くわしくは「【こうして私は一酸化炭素中毒になりました…】冬キャンプでの大失敗」をご確認ください。
メリット③:結露を軽減できる
テントの素材がポリコットン製のため、結露を軽減できます。
ポリコットン素材とは、ポリエステルとコットンの素材が合わさったもので、冬キャンプでは結露を軽減することできます。
ですが、
結露が『ゼロ』になるわけではないのでご注意を。
ここは勘違いする人が多いポイントです。
ポリコットン素材とは、あくまでもポリエステル素材と比べて結露を軽減できるだけで、正直、普通に結露はします。
じゃあ、結露は防げないってこと?
そうですね。
ただし、
結露に関しては大切な考え方があります。
実は、
冬キャンプに結露対策は不要なのです。
えっ!?不要ってどういうこと?
そんな方は下の記事をご覧ください。
気持ちが軽くなって結露に悩む必要がなくなりますよ。
▶【結露対策は必要?】冬キャンプの悩みを解決【経験者の意見】
メリット④スカートが付いている
スカートとは、テント内の保温性能を高める効果があります。
正直、冬キャンプでは必須ではないですが、あれば助かる機能です。
スカートがあると、
冬の冷気がテントに入ってこないので、暖かくすごすことができますよ。
メリット⑤:ダブルファスナーが便利
ダブルファスナーとは、テントの上側と下側の両方にファスナーが付いていることです。
ファスナーが下側のみだと内側からファスナーを開けるときに、一番下まで手を伸ばすのが大変なのです。
地味にめんどくさい!
ですが、ダブルファスナーであれば上のファスナーが使えるので、開け閉めがかんたんになります。
また、最近ではさらに使い勝手がよくなるアイディアグッズも発売されています。
これをファスナーに取り付けると、手が届きやすくなりかんたんに開け締めができます。
サーカス愛用者に人気急上昇⤴のアイテムですよ。
メリット⑥:テント内が広い
正直これは、
家族の『人数』や『レイアウト』によって変わります。
このテントはファミリー向けのテントです。
そのため、
『1~3人』が使うには広いです。
そして、
『4~5人』が使うにはちょうどいい。
しかし、
『6~8人』が使うには狭いです。
もちろん、8人でも全面をお座敷スタイルにしたら大丈夫ですが、おすすめはしません。
適正人数は『4~5人』ですね。
私は子供が2人の4人家族なので、広いというよりは『ちょうどいい』という感覚でした。
メリット⑦:シェルターに使える
これはやはり、大きなワンポールテントだからできることです。
シェルターとして使えるので『デイキャンプ』の時に重宝しました。
また、下の画像のようにテントをタープ代わりにも使えます。
ただし、
幕自体がとても重いので、タープとして使うのであればタープポールの太さは『28mm以上』を推奨します。
私は『19mm』の細いポールを使って曲がってしまいました。
なので、こちらのような直径28mm以上のポールがおすすめです。
■サーカスtc bigのデメリット
ここからは「ちょっと厳しいなぁ」と個人的に感じたことや、22件以上の「ユーザーレビュー」でデメリットとして挙げている項目をまとめました。
デメリット①:テントが大きいため区画サイトに入らない
これは『ファミリーテント』では、どのテントも可能性があります。
ですが、事前にキャンプ場の管理人さんに『区画の大きさ』を確認しておくと安心できます。
キャンプ場にもよりますが、管理人さんも慣れているらしく、そういった場合は比較的大きい区画を案内してくれます。
ちなみに、
私は過去40回以上「サーカスtc big」で宿泊していますが、区画サイトに入らなかったことは一度も無いです。
なので、安心してください。
下の図面が全体のサイズになります。
デメリット②:素材がポリコットンのため重い(重量約15㎏)
これは自身も含めて、他のレビューにも合計8件もあったデメリットです。
正直に言います。このテントは重いです。重量は約15kgあります。
ただし、このデメリットはポリコットンのメリットと表裏一体です。
ポリコットンは重いですが、そのぶん風合い・通気性・吸湿性、そして結露しにくいというメリットがあります。
そのため、重さをトレードオフとして『快適さ』があると思ってください。
ただ、ポリエステル製のテントと比べれば重いですが、同じポリコットン製のテントと比べると平均的です。
例えば、同じぐらいの大きさのテントで『NORDISKのアルフェイム』があります。
NORDISK(ノルディスク) アルフェイム 19.6m2 Alfheim 19.6m2 142014
このテントの重量は18㎏です。
そのため決して、
重すぎるテントでは無いのです。
う~ん。もう少し詳しくポリコットンのことが知りたいな…。
そんな方は下の記事をご覧ください。
3つのポリコットンテントを使って気づいた「ポリコットンの裏話」を紹介しています。↓
▶【ポリコットンテントの裏話】冬キャンプ経験者が選んだ理由【初心者向け】
デメリット③:きちんと乾燥させないとカビが発生
これもポリコットン素材のデメリットです。
実は、
ポリコットンは濡れたままの状態で収納すると、テントにカビが発生します。
しかも、一度カビになってしまったら、もう元には戻りません。
カビガハエテルヨ!
そうならないために、テントを乾かす必要があります。
しかし、
冬場は寒いため、乾かすのにとても時間がかかるのです。
ただし、下の画像の様に幕を跳ね上げたり、2つの出入り口を開けてあげると、通気性が良くなるので乾きが早くなります。
このやり方を使うと、翌日の午前10~11時ごろにはテントが乾いていますよ。
実は、こんなこともできます
あとは、このテントで出来るオプションを紹介します
①薪ストーブIN
そうなんです。
このテントのユーザーは『薪ストーブ』を使っている人が多いです。
テント自体の大きさと、入り口が2つあり煙突が出しやすいことが、薪ストーブに向いているポイントです。
ただし、そんな憧れの薪ストーブも個人的にはおすすめしません。
なぜなら、
めちゃめちゃ面倒くさいからです。
しかし、それでも薪ストーブを購入するキャンパーは増え続けています。
え?なんで増えてるの?
大切なポイントは『覚悟』です↓
②カンガルースタイル
カンガルースタイルとは、大きなテントの中に小さなテントをもう一つ張るスタイルです。
なので、カンガルースタイル。
メリットは、
あえて空気の層を作ることで保温効果と断熱効果を高め、さらに暖かく寝ることができます。
こちらも多くのキャンパーが取り入れてるスタイルです。
小さなテントは『MSR』や『ノースフェイス』のテントがおしゃれでおすすめですよ。
サーカスtc bigを買う際に『悩んだ』こと
ここからは、私が実際に購入を決めた際に、
何に悩んだのか?
そんな話をしていきたいと思います。
当時の私は、初めての冬キャンプをする為に、テントを購入する計画を立てていました。
その時に『悩んだポイント』はこちら。
こんな感じで考えていました。
初めての冬キャンプなので、あまりお金をかけられません。
そんな中で選ぶので、なかなか私の希望に合うテントが見つかりませんでした。
ですが、
最終的にはサーカスtc bigの『価格』で決めました。
しかし、決め手となったのは
サーカスtc bigが『長く使えるテント』だからです。
これは、このテントが『ポリコットン』素材であることに起因します。
例えば、
『新車の購入』と同じ考え方ですね。
どうせ買うなら乗り潰すまで乗りたい。だから、多少高くても長く乗ることで『元が取れる』
長く使うことを前提で考えると、通常の『ポリエステル』のテントでは『加水分解』という症状が発生してしまい、長く使うことができません。
(加水分解とは、経年劣化によりテントが「ベタベタ」になることです。詳しい解説はコチラ)
一方で、
『ポリコットン』のテントは、コットンが含まれており『加水分解』が軽減されるので、長く使うことができるのです。
例えば、20~30年前のビンテージテントが今も使えるのは、それが『コットン製』だからです。
それとほぼ同様の素材である『ポリコットン』であれば、通常のポリエステルのテントよりも長く使える
これが、購入の決め手になりました。
「どうせ買うなら、長く使えるテントの方がコスパが高い!!」
これが私の『考え』でした。
なので、検討材料の一つとして、参考にしてもらえればと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本日は『サーカスtc big』のレビューを紹介しました。
まとめると、メリットは、
一方で、デメリットは
さらには、
ポリコットン素材なので長く使えます。
そして、
価格は49,800円+(税)
全てを総合して判断すると
サーカスtc bigはコスパ最強のテントである。
これが、私が冬キャンプで40泊以上も使用して出した結論です。
このテントがあると、
寒い冬キャンプでも暖かく、そして快適に過ごすことができます。
また、
価格が安い分、他の装備も購入できます。
さらに、
シンプルでおしゃれなルックスは組合せが無限です。
ぜひご検討ください。
P.S.ちなみに「ワンポールテントの暖房はどうしたらいいの?」
そんな疑問にはこちらでお答えしています。↓
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