天体望遠鏡を買おうか迷っている人
「冬キャンプで使うために『天体望遠鏡』を探しています。でも、たくさん種類があってどれを選んだらいいのか分かりません。かんたんな選び方が分かると助かるんだけど…」
こういった疑問にお答えします。
『冬キャンプ』は天体観測にもっとも適した環境です。
なぜなら、冬は空気中に含まれる水分量が減るので星がきれいにみえるからです。
より具体的に言うと、
こういった理屈で冬は星がきれいにみえるのです。
ですが、いざ冬キャンプで星を見ようと「天体望遠鏡」を買う時に気づきます。
専門用語が多すぎてどれを選んだらいいのかわからない…
そのため今回は、初心者の方でもかんたんに理解できる「選び方」と「おすすめの天体望遠鏡」をご紹介。
出来るかぎりかんたんに解説していきますね。
✔この記事を書いた人
天体望遠鏡の「選び方」
まずは私の経験をもとに『かんたんな選び方』を解説します。(1分で読めます)
いや、選び方はいいからすぐに「おすすめの望遠鏡」を教えて!
という方はこちらをクリック!
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話を戻します。
じつは、私がネットで『天体望遠鏡』を選んでいるときに困ったことがありました。
それは、
どのサイトも説明が難しすぎて初心者には分からない。
ということです。
『望遠鏡の仕組み』やら『鏡筒の選び方』やら『架台の選び方』やらチンプンカンプン。
私としては子供達のために、
『手軽にきれいな星を見せてあげたい』
といった理由で探しているので、本格的で長い説明をされてもよくわかりません。
したがって、この記事ではそういった難しい話は抜きにして『かんたんに選べる3つのポイント』を紹介していきます。
それはこちらです。
- 初心者には『屈折式』
- 価格は1万円前後がベスト
- あえて高性能を選ばない
ポイント①:初心者には『屈折式』
実は、天体望遠鏡には『屈折式』と『反射式』の2種類があります。
かんたんに言うと、
「屈折式」は気軽に天体を楽しめて、メンテナンスの必要がほぼなく、価格も反射式と比べると安い傾向があります。
一方で、
「反射式」は天体をはっきりと見ることができますが、値段が高く、メンテナンスも大変です。
そのため、
「屈折式」:初心者向け
「反射式」:中・上級者向け
という具合に分けられます。
もちろん最初から「反射式」を選んでもいいのですが、メンテナンスなどの面倒な作業があると、だんだんと使うこと自体が億劫になっていきます。
それでは天体観測を純粋に楽しめなくなるので、まずは取り扱いがかんたんな「屈折式」を選びましょう。
ポイント②:価格は1万円前後がベスト
実は、天体望遠鏡の価格はピンキリです。
その中でも、安すぎる天体望遠鏡は性能が悪すぎて星がきれいにみえません。
そのため、
価格と性能を踏まえると『1万円前後』が初心者におすすめの価格帯です。
それ以下の価格帯は、買ったあとで後悔することになるのでやめておきましょう。
ポイント③:あえて高性能を選ばない
実は、天体望遠鏡でみえる星の見え方は性能によって変わります。
1万円前後の『屈折式』では『月のクレーターと土星の環』が見えます。
一方で、5万円以上する「反射式」であれば、月や土星だけでなく「星雲」や「星団」など淡い天体を観測することもできます。
う~ん。星がキレイにみえた方がいいけど、予算もあるから迷うな…。
そうですよね。
ですが、初心者の方には基本の「屈折式」で十分です。
もちろん、予算がたくさんあるなら話は別ですが、
- まだ最初なので、あまり高い価格の望遠鏡は避けたい。
- 長く続けるかはわからない
という不安がある方は、なおさら高性能の「反射式」はやめておきましょう。
たしかに、「反射式」のほうが天体をはっきり見ることができますが、「屈折式」も十分に天体をきれいに見ることができます。
なので、まずはコスパが高い「屈折式」を選びましょう。
以上の3点が『かんたんに選べるポイント』です。
初心者におすすめの『天体望遠鏡』5選
それでは、これらのポイントを踏まえて『初心者におすすめの天体望遠鏡』を紹介していきます。
①MEADE(ミード) AZM-50 屈折式天体望遠鏡 経緯台セット
MEADE 天体望遠鏡 AZM-50 プラネタリウムソフトセット口径50mm
こちらは、初心者入門用の天体望遠鏡です。
Amazonレビューには「口径50mmでも土星の環が見えた」と書いていますが、できれば『口径60~70mm』にした方がいいと思います。
なぜなら、一般的に月や土星の環を見るためには口径50mm~といわれてますが、月のクレーターの細部まで見たいなら『口径60~70mm』が必要だからです(もちろんメーカーにもよります)
ちなみに『口径』とは、対物レンズや主鏡の直径の事です。
簡単に言うと、この数字が大きいほど、暗い夜空でも星が綺麗に見えます。
しかし、口径の大きさによって価格は違います。たださすがに、口径90mmは必要ないかと。
②スコープテック ラプトル50 天体望遠鏡セット
スコープテック ラプトル50 天体望遠鏡セット
コチラも入門用の天体望遠鏡です。小学生でも自分で組み立てて持ち運べます。
この天体望遠鏡は入門機には珍しい高品質が売りの『日本製』です。
実は、対物レンズの性能は職人の腕によって品質に差が生じます。
この商品は日本の職人が丹精込めて磨いた商品なので、口径は50mmですが月や土星は見えますのでご安心を。
この望遠鏡は、教育用としても使われており、『日本のプラネタリウム』、『科学館』、『公民館』でも採用されています。
また説明書も大変細かくて丁寧に書かれています。
さすが安心の日本製ですね。
③YsinoBear 天体望遠鏡 35~525倍 上級 三脚 プロフェッショナル
天体望遠鏡 35~525倍 口径60mm 屈折式上級
こちらは私が購入した商品になります。
Amazonで購入を考えるなら、今回紹介する中で『最安値の商品』です。
口径は60mmありますので月のクレーターは、はっきり見えました。
子供たちも喜んでましたね。
私たちが普段見る月は平面ですが、天体望遠鏡で見るとそこに高さが加わり、
クレーターが『立体』に見えるのです。
あれは子供だけでなく大人も興奮します。
ちなみに、近所の駐車場で夜に1人で月を観察してたのですが、下手をすると『変態』扱いされます。おじさんが一人で観るなら、家のベランダが良いかと。
この商品、難点は説明書が分かり難い事です。
ただAmazonレビューにも詳細な説明や動画も掲載されているので、問題はありません。
土星の環は他の使用者も言っているのですが、『輪郭』を見ることができます。
④Vixen 天体望遠鏡 スペースアイ600 屈折式 口径50mm 焦点距離600mm 経緯台式 32753
Vixen 天体望遠鏡 スペースアイ600 屈折式 口径50mm
こちらも入門用の天体望遠鏡です。
口径は50mmです。
一番の特徴は、微動ハンドルが上下だけでなく、水平移動にも使えることですね。
私が購入した天体望遠鏡は水平移動の微調整ができなかったので、コツをつかむまでは大変でした。
ですが、この望遠鏡は微調整がしやすいので安心です。
ただAmazonレビューをみると不良品もあるみたいなので、購入したらすぐに商品の確認をお勧めします。
月のクレーターは細部まで見えるようです。ただ土星の環は難しいようですね。
⑤スコープテック ラプトル60 天体望遠鏡セット
スコープテック ラプトル60 天体望遠鏡セット
これは2番目に紹介した日本製のラプトル50の兄弟機になります。
この望遠鏡のコンセプトは『小学校低学年の子供にも楽しんでもらう』です。
小学校低学年の子供でも『自分で組み立て、設置し、調整することで星を楽しむ』
そんなことができるように開発されたのが、この『ラプトル60』です。
ただ価格は今回紹介する中で『一番高い望遠鏡』です。
正直、この価格帯に手を出すのは簡単ではありません。
ですが『確実』に星が綺麗に観えます。
『何をするために天体望遠鏡を買うのか?』
もう一度、目的を明確にしたうえで検討することをお勧めします
まとめ
いかかでしたでしょうか?
今回は初心者の方におすすめの天体望遠鏡5選を紹介させていただきました。
もう一度、選び方のポイントを整理すると以下の通りです
- 初心者には『屈折式』
- 価格は1万円前後がベスト
- あえて高性能を選ばない
結局は、子供の笑顔が一番です。
せっかく天体望遠鏡を買ったのに、いざキャンプ場で使ってみると
星がきれいにみえなかった…。
となっては最悪です。
そのため、安すぎる天体望遠鏡も避けましょう。
だいたい1万円前後で今回のおすすめ商品の中から選んでみて下さい。
それでは楽しい冬キャンプを。
P.S. ちなみに、こちらのキャンプ場で星がキレイに見えますよ。
今回紹介した商品はコチラ
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