湯たんぽを検討している人
「冬キャンプに湯たんぽを持って行くべきか…。でも荷物になるし、できれば持っていきたくない。それに本当に暖かいの?経験者の方、そこの所くわしく教えて。
こういった疑問にお答えします。
✔この記事でわかること
- 湯たんぽの効果的な使い方がわかる
- 湯たんぽの注意点がわかる
- おすすめの湯たんぽがわかる
「湯たんぽ」は冬キャンプで最強です。
なぜなら、以下の3つのメリットがあるからです。
- 荷物が少なくてすむ⇒石油ストーブよりも小さい
- お財布にやさしい⇒値段も安くて燃料は水でOK
- 耐久性が高い⇒持続時間は4時間以上、3~4年は使える
そして、なによりも「暖かい」からですね。
そのため、
できるだけ荷物は少なくしたいな…。
と考えているキャンパーにおすすめですよ。
ちなみに、
私は冬キャンプ歴1,000時間以上ですが「湯たんぽ」は必ず持っていきます。
どんなに寒い環境でも「湯たんぽ」があれば暖かく過ごせますよ。
それでは湯たんぽの「使い方」から解説していきますね。
この記事を書いた人
冬キャンプでの湯たんぽの効果的な使い方
湯たんぽの効果的な使い方は3つあります。
- 寝る前にシュラフに入れる
- ブランケットの中に入れる
- 簡易的なコタツにする
効果的な使い方①:寝る前にシュラフに入れる
テントの中は暖かくても、寝るときに感じること。
冬用シュラフでも入った瞬間は寒いな…。
これはよく聞く「冬キャンプあるある」のひとつですね。
当然ながら、冬用シュラフであってもシュラフ自体は熱を発しないので、人肌で暖まるまでは寒いままです。
せっかく眠くなってシュラフに入っても、しばらくは寒さで目がぱっちり。
そのため、暖かくなるまで足を動かして自力で熱を発生させるのです。
ですがそんな場面でも「湯たんぽ」があると、シュラフに入った瞬間から暖かく眠れます。
具体的には、寝る10分前くらいに湯たんぽを入れておくとちょうどいいですね。
たとえるなら、冬の布団乾燥機と一緒です。
気温がとても寒くても、布団乾燥機を使った布団はポッカポカ。
それと同じで、湯たんぽを入れたシュラフはとても暖かく眠れますよ。
効果的な使い方②: ブランケットの中に入れる
これも定番の使い方。
お気に入りのチェアに座りながら、焚き火を眺める冬キャンプの定番スタイル。
ですが、
「ブランケットだけでは肌寒いし、ホッカイロでも物足りない…」
これも冬キャンプあるあるですね。
そんなときに、湯たんぽをブランケット中に入れ、膝にのせておくだけで体もポカポカになります。
また、ブランケットの種類も大切です
特に、こちらのブランケットはスカートのように腰に巻けるので、立っているときでも暖かくすごせますよ。
効果的な使い方③: 簡易コタツでも使える
じつは、
「湯たんぽ」は簡易コタツの熱源としても使えます。
やり方はかんたんです。
- お座敷スタイルのラグの上に、テーブルを載せる。
- その上にシュラフかブランケットを被せる。
- その上にテーブルの天板か、すのこを載せる
- 熱源の湯たんぽを中に入れる
以上です。
ポイントは4人家族なら、熱源となる湯たんぽの数は1つではなく2つ用意すること。
特に、簡易コタツは
お手軽にお座敷スタイルを楽しみたいな~。
こんな人におすすめです。
お座敷スタイルが気になる方はこちらで解説しています。↓
湯たんぽの注意点
とても手軽で便利な湯たんぽですが、もちろん注意点があります。
それがこちらです。
特に、直火やストーブの上で温めるときには蓋を必ず外すこと。
空気が膨張して爆発する可能性がありますので、蓋は忘れずにとりましょう。
あと、ヤケドもしやすいので「お湯を入れるとき」や「ストーブの上で暖めるとき」などは手袋もしてくださいね。
また、冬キャンプは危険もいっぱい
特に一酸化炭素中毒は本当に危険な症状です。
もし、テント内で火気を使用するつもりなら、厳重な注意が必要になります。
ちなみに、私は一酸化炭素中毒になりました。
私の冬キャンプ史上最大の失敗です。
どういった状態が危険なのか?
それはこちらで解説しています。↓
▶【こうして私は一酸化炭素中毒になりました…】冬キャンプでの大失敗
おすすめの湯たんぽ
私自身今まで、プラスチックの湯たんぽや、ゴムの湯たんぽなど、いろいろな湯たんぽを使ってきました。
その中でわかったことは、
直火OKの「湯たんぽ」が一番手軽で使いやすい
ということ。
結局、
お湯を沸かして「湯たんぽ」に入れる作業がいちばんめんどくさいのです。
これですね。↓
水なら問題ないのですが、お湯だと火傷の心配もあってめんどくさい。
ですが、直火OKの湯たんぽならストーブがの上にのせて暖めることができます。
こんな感じですね。↓
もちろん、焚き火においても使えますし、ツーバーナーでも使えます。(ただし、焚き火は汚れたり、劣化が早まるのでおすすめはしません)
そのため、直火で使える湯たんぽを紹介していきますね。
①マルカ 湯たんぽ Aエース 2.5L 袋付 022524
ひとつめは大人気「マルカの湯たんぽ」です。
私も愛用している冬キャンパー御用達の湯たんぽですね。
素材は溶融亜鉛メッキ鋼板なので、以下の3つがすべて対応可能です。
- 直火OK
- IHもOK
- ストーブの上もOK
この手軽さが一番のセールスポイントですね。
あとはレトロな見た目もおしゃれ感を演出してくれますよ。
②マルカ 湯たんぽ 純銅 2.2L 袋付 (本体:日本製) CF-22
2つ目は純銅製のマルカの湯たんぽです。
純銅製は熱伝導が高いことが特徴。
もちろん、直火もIHもストーブの上でもお湯を暖められます。
そのため、
人とは違う「湯たんぽ」がほしい!!
という人におすすめですよ。
2020年4月11日に日本でレビュー済み
以前もマルカの湯たんぽを使っていましたが、今回初めて純銅を購入しました。
熱くなり過ぎず、心地よい温かさです。
以前使用していたものは中に錆ができてしまいましたが、こちらは錆びにくく、丈夫そうです。
簡易版の『湯たんぽ』
寒いな~。もうひとつ湯たんぽ必要だったかな…。
しまった!湯たんぽ持ってくるの忘れた…。
こんな時に便利なのが簡易版の湯たんぽです。
とてもかんたんなので頭の片隅に入れて置いて、もしもの時に利用しましょう。
作り方はかんたん。
ペットボトルにお湯を入れるだけ
驚くほどシンプル。
もちろん、注意点もあります。
- 熱湯は入れないこと(お湯は50℃くらい)
- ペットボトルはホット用がベスト
- お湯の量は7~8割が良い。(満タンにすると膨張して破裂する)
個人的にはナロゲンボトルがおすすめですね。
ナロゲンボトルは本来研究で使われるプラスチック製品なので、
- 熱湯を入れても変形しない
- 冷凍にも耐えられる
といった特徴があります。
また、カラーバリエーションも豊富なので、自分好みの色が見つかりますよ。
まとめ
今回は湯たんぽの効果的な「使い方」と「注意点」、そして「おすすめの湯たんぽ」を紹介しました。
「湯たんぽ」は軽視されがちですが、とてもコスパが高い暖房器具です。
何よりも安くて、暖かくて、丈夫である。
このことが、特に冬のソロキャンプをはじめたキャンパーにはピッタリですね。
最後にまとめると、湯たんぽの効果的な使い方は3つです。
- 寝る前にシュラフに入れる
- ブランケットの中に入れる
- 簡易的なコタツにする
ですが、注意点もありました。
- 低温やけど
- 直火で温めるときは蓋を外す
- 金属部分を触るときには手袋で
- 蓋の部分を下にしない(お湯がこぼれます)
とくに、必ず蓋を外して暖めることが大切です。
それでは楽しい冬キャンプを。
P.S.冬キャンプで忘れ物はありませんか?
こちらのチェックリストで最終確認を行いましょう。↓
コメント